SPEC-京大生チャレンジコンテスト-2016 採択発表会を開催しました。(2016年12月6日)

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師走に入って寒さが厳しさを増す中、2016年度の「SPEC採択発表会」を国際科学イノベーション棟西館5階シンポジウムホールにて開催しました。

2015年度よりスタートしたSPEC(Student Projects for Enhancing Creativity)は、学生たちの挑戦を応援する試みです。学生自ら「やりたいこと」を応募し、コンテストをパスしたプロジェクトには、京都大学基金がクラウドファンディングの仕組みを活用して寄付を募り、活動資金として目標設定金額を支給します。コンテストの基準は「既存の価値観にとらわれない、自由かつユニークな発想かどうか」です。今回選ばれた6件はどれも、この基準を満たす「おもろい」プロジェクトばかりです。発表会では、学生たちが移動式キッチンやLEGOの製作品を持ち込んでプレゼンを行い、「ここがポイント!」、「世界に自分たちの能力をアピールしたい!」と熱く語りました。

当日は、SPEC選考委員である今谷 勝次 エネルギー科学研究科教授が開会挨拶を、選考委員長である川添信介 理事・副学長が閉会挨拶を務め、山極壽一 総長が各プロジェクトに対して寸評を行った後、「今年は昨年とは傾向が異なり、「人」を相手にした「活動」が多いが、SPECによって刺激を受けて新たな試みが加わったのだとうれしく思う。人を相手にするだけに安全性、反応への対処など注意すべきこともある。うまくいかないことを逆手にとって利用する方法など、より多くの選択肢を持ちながら、たくましく取り組んでいってほしい。」とメッセージを贈りました。

なお、2015年度採択学生により進捗報告も行われ、4組の学生たちが、世界大会で金賞を受賞したこと、ツアーの今後の展望、実験の進み具合などを紹介しました。

SPECにおける寄付募集は、京都大学基金Webサイト内の「SPEC特設サイト」にて行っており、その方法について、徳賀芳弘 副学長より説明がありました。今回、より幅広く手軽に気軽に寄付できる方法として、「本de募金」や学内の自動販売機を活用した「SPEC特別応援企画」を実施していることや、SPECが「寄付月間」の公式認定企画であることなども紹介されました。

寄付募集期間は2017年1月31日までで、SPEC特設サイトでは、発表会でのプレゼン動画を公開しています。また、SPEC公式Facebookでは採択学生のコメントやプレゼン動画をご覧いただけます。

採択学生のプロジェクト進捗状況については、京都大学基金のWebサイトで今後リポートする予定です。京大生の挑戦実現に向けて、より多くの皆さまにご支援いただきますようお願いいたします。

左から、開会の挨拶をする今谷教授、各プロジェクトの寸評を行う山極総長、京都大学基金について紹介する徳賀副学長、閉会の挨拶をする川添理事・副学長

左から、上田遥 農学研究科修士課程学生、 坂根海志 エネルギー科学研究科修士課程学生 (京大レゴ部)、中尾元 人間・環境学研究科博士後期課程学生

左から、吉川健太郎 医学部学生(京都東アジアコミュニティー)、上田竜平 文学研究科博士後期課程学生、鷲見まどか 経済学部学生(Starport.com)

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