第4回 平成23年3月25日(金曜日)開催

第4回 平成23年3月25日(金曜日)開催

議事

  1. 平成23年度国立大学法人京都大学年度計画(案)について  
  2. 国立大学法人京都大学の組織に関する規程の一部改正について
  3. 国立大学法人京都大学特定有期雇用教職員就業規則等の一部改正について
  4. 京都大学発明規程の一部改正について
  5. 京都大学授業料、入学料免除等規程の一部改正及び国際化拠点整備事業に基づく英語コースを履修する外国人留学生に係る授業料の免除に関する規程の制定について
  6. 平成23年度予算配分について

議事録

出席者
松本総長(議長)
赤松委員、有本委員、淡路委員、江﨑委員、遠藤委員、大西委員、小野委員、
門川委員、塩田委員、杉島委員、土岐委員、冨田委員、中村委員、西阪委員、
福島委員、畚野委員、藤委員、堀場委員、水野委員、森委員、山田委員、
吉川委員

欠席者
北委員、町田委員、山脇委員
  • 前回(平成23年1月31日)開催分及び書面審議(平成23年2月18日~平成23年2月25日)の議事録(案)について、確認のうえ、原案どおり承認された。

議事

  1. 平成23年度国立大学法人京都大学年度計画(案)について
    平成23年度国立大学法人京都大学年度計画(案)について説明があり、審議の結果、原案とおり了承された。

    委員による主な意見は次のとおり。(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    ○ 歴史観や時代認識を持ち、きちんと海外とコミュニケーションできるようなグローバルリーダーの人材養成を行う構想はこの事業計画の中には盛り込まれていないのか。
    ● 特にリーディング大学院ということを明示してはいないが、計画番号19から23に人材養成の理念を盛り込んでいる。
    ● 平成23年度において、文部科学省によりリーディング大学院のプログラム受付が行われる。このプログラムに申請して、採用されれば、その予算で実施する。しかし、プログラムの採用如何に関わらず、平成24年度に概算要求を行い、次年度以降にリーディング大学院設置を進めるべく、現在、準備しているところである。

    ○ 計画番号77の研究者総覧データベースについて、大学の研究者のデータベースというものは見てもよくわからない。もう少し産学連携にふさわしいような研究者のデータベースを構築していただきたい。
    ● 現在、データベースを構築中であり、入力されたデータを用いて、大学全体としての強み弱みを認識し、活動を強化できるようなツールを順次構築し、経営に活用できればと考えている。

    ○ 留学生の就職に関してどのような対応がなされているのか。
    ● キャリア・サポート・センターにおいて、留学生へのアドバイスを始めている。また、京都地域留学生交流推進協議会とタイアップして、ジョブ・フェアを年に2度ぐらい開催していきたいと考えている。

    ○ 計画番号87について、食料の備蓄、バックアップサーバーということが出ているが、これは大学で考えるべき危機管理の主たる目的か。大学は教育・研究の場であることから、教育・研究において何を考えるべきかに重点を置いておかないと、年度計画としては十分ではないように思えるが如何に。
    ● 既に管理マニュアルを本部段階、部局段階でつくっており、具体的に災害があったときにどうするかということについては一応学部まで含めている。ご意見は、大災害があったときに、どれだけ実効的なものにするのかということかと考えるが、それについては今後、特に学生、教育関係について検討させていただく。

    ○ 京都大学として、エネルギー、地球環境問題という非常に大きな問題に、大学全体のリソースを総動員して、どのように取り組むのかといった計画はないのか。それとも、そういうことは別のところで既に計画されて、実行されているのか。
    ● 計画番号25に関して、学際融合新領域の開拓等の研究プロジェクトが柔軟で機動的に活動出来るよう、学際融合教育研究推進センターを設置し、研究プロジェクトの活動を支援する体制を構築している。

    ○ 京都大学の国際化戦略といった活動を取りまとめ、全世界に向けて発信をするような取組みはないのか。
    ● 英語のパンフレットを今年度作成した。今後は戦略的に、財務、国際化、教育、研究について発信していきたいと考えており、準備を進めている。
  2. 国立大学法人京都大学の組織に関する規程の一部改正について
    エネルギー理工学研究所及び野生動物研究センターの全国共同利用化、機構の改組に伴う関係センターの廃止など、平成23年度の教育研究組織の改編に伴い、国立大学法人京都大学の組織に関する規程の一部を改正することについて説明があり、審議の結果、原案とおり了承された。
  3. 国立大学法人京都大学特定有期雇用教職員就業規則等の一部改正について
    国立大学法人京都大学特定有期雇用教職員就業規則等を改正又は制定することについて説明があり、審議の結果、原案とおり了承された。
  4. 京都大学発明規程の一部改正について
    発明評価委員会等の業務を産官学連携本部の業務とするほか、新たな権利への対応を図るとともに権利の帰属等の取扱いを整備する等のため、京都大学発明規程の一部を改正することについて説明があり、審議の結果、原案とおり了承された。
  5. 京都大学授業料、入学料免除等規程の一部改正及び国際化拠点整備事業に基づく英語コースを履修する外国人留学生に係る授業料の免除に関する規程の制定について
    文部科学省が実施する国際化拠点整備事業に基づく英語コースを履修する外国人留学生のうち、学業優秀と認められる者について授業料を免除できることとするため京都大学授業料、入学料免除等規程の一部を改正すること及び同外国人留学生に係る授業料の免除に関し必要な事項を定めるため、この規程を制定することについて説明があり、審議の結果、原案とおり了承された。
  6. 平成23年度予算配分について
    平成23年度予算編成方針に基づき取りまとめた平成23年度支出予算について説明するとともに、各部局の予算責任者から提出された平成23年度予算案(物件費)を取りまとめた「平成23年度国立大学法人京都大学支出予算(物件費)(案)」について説明があり、審議の結果、原案とおり了承された。

    委員による主な意見は次のとおり。(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    ○ 部局長裁量経費の基準はどのように決めているのか。
    ● 各部局において、部局に配分した物件費全体額の一部を一定の割合で部局長裁量経費として確保してもらっている。ただし、それをどのような形で部局内に配分するかというのは各部局長の考え・方針による。

報告

  1. 第1期中期目標期間の業務の実績に関する評価結果(原案)の意見申立について
    国立大学法人評価委員会から送付された第1期中期目標期間の業務の実績に関する評価結果(原案)に対して本学から提出した意見申立の内容について報告があった。
  2. 総長選考会議委員について
    前回経営協議会終了後、経営協議会学外委員の協議により選出された総長選考会議学外委員及び教育研究評議会において選出された次期総長選考会議学内委員について報告があった。
  3. 経営協議会学内委員について
    教育研究評議会において意見を伺い、新たに指名した次期経営協議会学内委員について報告があった。