平成25年度 防災研究所「研究発表講演会」を開催しました。(2014年2月27日・28日)

平成25年度 防災研究所「研究発表講演会」を開催しました。(2014年2月27日・28日)

 防災研究所は、平成25年度防災研究所研究発表講演会を、宇治キャンパスで開催しました。

 27日は、大志万直人 防災研究所長の挨拶に続き、第1回DPRI Award受賞式を執り行い、金森博雄 カリフォルニア工科大学名誉教授に賞状と記念品が授与されました。続いて、金森名誉教授が受賞記念講演「巨大地震の多様性とそれに応じた減災対策」を、堀宗朗 東京大学地震研究所巨大地震津波災害予測研究センター教授が招待講演「大規模数値計算の地震工学への適用可能性」を行いました。

 午後からは、災害調査報告「台風18号の豪雨災害と日吉ダムの洪水調節効果」(角 哲也 防災研究所教授)、「台風26号による伊豆大島の斜面崩壊」(寺嶋智巳 同准教授)、「台風Haiyanによるフィリピンレイテ島の高潮災害」(安田誠宏 同助教)と題して3件の災害の実情を報告しました。

 両日に行った研究発表の一般講演は、5会場に分かれ、総合防災、地震・火山、地盤、大気・水、グローバルCOEのテーマ別に、最新の研究内容を紹介しました。またポスターセッションでは活発な意見交換を行いました。2日合わせて、一般市民、自治体職員、民間企業、学内研究者等延べ380名を超える参加者がありました。 

 また、若手研究者の積極的な参加と発表を促し、若手研究者の研究を奨励するとともに研究発表講演会のいっそうの活性化を図ることを目的とした「防災研究所研究発表講演会優秀発表賞」の表彰を行い、発表内容が優れていた12名の研究者・大学院生に大志万所長が表彰状を授与し、さらに今年はその中でも特に秀逸と認められた野口峻佑 理学研究科博士後期課程学生(防災研究所災害気候研究分野)に、研究奨励賞(研究費助成)が贈られました。


第1回DPRI Award授賞式

一般講演会場

ポスターセッション

大志万所長と優秀発表賞受賞者