福岡市で、本学も採択されている「大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業(グローバル30)」を総括するシンポジウムが「グローバル30総括シンポジウム-国際化で大学は変わったか」というテーマで開催されました。採択大学が主催、文部科学省の共催で、本学からは森純一 国際交流推進機構長のほか、学生セッションには学部生1名、大学院生3名、計4名も参加しました。
同事業は、英語による授業で学位が取得できるコースの設置など大学の国際化拠点としての体制整備を図り、質の高い外国人学生の戦略的受け入れを推進するもので、2009年度に本学を含む13大学が採択されました。2013年度末で終了することとなりますが、このシンポジウムは実施大学が「国際化で大学は変わったか」を根本のテーマに、その経験を今後、我が国の大学国際化にどう活かすかについて議論するために行われたものです。
基調講演、ポスターセッションの後、採択大学が四つのテーマに分かれ、課題別セッションが平行して行われました。本学からは、課題別セッション(c)「国際化に対応した環境のつくり方:サポート体制・宿舎」に発表者、およびパネリストとして森機構長が参加し、国際化に向けた環境整備の取り組みについて、特に宿舎に関する取り組みについて焦点を当て、発表を行いました。グローバル30を土台に国際化への取り組みの強化に努めてきましたが、宿舎のようなインフラの問題に限らず、さらなる国際化に向けて限られた資源を有効に活用し、かつ柔軟で自律的な大学運営をすることが重要であるとの内容でした。
前日の13日には、セッション(d)「学生が見る国際化:Voice of Students」の前段階となるワークショップを行い、活発な意見交換を行いました。この日のセッション(d)では前日のワークショップでの議論をもとに、さらに内容を発展させ学生からみる大学の国際化について発表が行われました。
その後の閉会式では、G30採択大学がさらなる国際化に向けネットワークの強化、発展させていくことを確認し、シンポジウムは盛況のうちに閉会しました。
![]() セッション会場の様子 | ![]() 発表を行う森機構長 |
![]() シンポジウム会場の様子 | ![]() ワークショップに参加した学生 |
関連リンク
グローバル30総括シンポジウム「国際化で大学は変わったか」
http://www.uni.international.mext.go.jp/info/2013/11/g30-wrap-up-symposium/?lang=ja