第9回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2014年1月22日)

第9回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2014年1月22日)

 医学部附属病院は、京大病院iPS細胞・再生医学研究会を芝蘭会館にて開催しました。同研究会は、同病院におけるiPS細胞、ES細胞および体性幹細胞等を用いた再生医学研究の向上ならびに成果の普及を図り、ひいては医療の発展に貢献することを目的として平成21年11月に発足しました。第9回目となる今回の研究会では、学内外から110名余りの参加がありました。

 研究会では、三嶋理晃 理事・副学長/医学部附属病院長の開会挨拶の後、庄司昌伸 武田薬品工業 医薬研究本部 基盤技術研究所 主任研究員より「ヒトiPS細胞の創薬ツールとしての応用-各種神経細胞への分化誘導-」について、吉川宗光 医学部附属病院 眼科医師(医学研究科大学院生)より「幹細胞からの網膜細胞分化および加齢黄斑変性病態解明への応用」について、渡邉健一郎 医学部附属病院小児科講師より「疾患特異的iPS細胞を用いた先天性好中球減少症の病態解析」について、森実飛鳥 iPS細胞研究所助教より「iPS細胞由来ドパミン神経を用いた神経細胞の自家移植」について一般講演を行われました。

 引き続き、西村栄美 東京医科歯科大学 難治疾患研究所幹細胞医学分野 教授より「皮膚のステムセルエイジングと幹細胞制御」について特別講演が行われました。


開会挨拶を行う三嶋病院長

西村教授による特別講演