化学研究所「第113回研究発表会」を開催しました。(2013年12月13日)

化学研究所「第113回研究発表会」を開催しました。(2013年12月13日)


受賞者4名と佐藤直樹 化学研究所長(左)、二木史朗 同副所長(右)

 化学研究所は、宇治おうばくプラザで第113回研究発表会を開催しました。

 午前は、岩下芳久 化学研究所准教授が「加速器と科学」、西田幸次 同准教授が「高速温度変化法が解き明かす結晶性高分子の非平衡性と構造制御への応用」に関する研究発表を行い、その後、京大化研奨励賞・京大化研学生研究賞の授与式と受賞者4名(京大化研奨励賞:吉村智之 化学研究所助教、KIM, Kab-Jin 同助教、京大化研学生研究賞:高野祥太朗 理学研究科博士課程2回生、和佐野達也 同博士課程2回生)が講演しました。

 午後からは、71件のポスター発表を行いました。その後、2012年度の「化研らしい融合的・開拓的研究」に採択された5件(吾郷友宏 化学研究所助教「高周期14族元素の特性を活用した小分子活性化触媒の創製」、若宮淳志 同准教授「準平面構造を鍵骨格にもつ電荷輸送性材料の開発」、TEX David 同研究員「Towards green optoelectronic devices using quantum disks」、正井博和 同助教「ns2型発光中心を含有する新規酸化物ガラス蛍光体における発光機構の解明」、川本純 同助教「in situ化学修飾による長鎖不飽和脂肪酸の生理機能発現機構の解析」)の報告があった後、郭亭坊 同研究員が「ガンを誘発する未分化iPS細胞を特異的に認識して除去するための分子システムの開発」、林田守広 同助教が「化合物構造列挙システムEnuMol」について研究発表し、いずれも活発な質疑・討論を行いました。

 本研究発表会は、一般、専門機関、所内から延べ140名を越える参加者を得て、最先端の多彩な研究成果をわかりやすく発表し、また、ポスター発表にも多数の参加者を得て、盛況のうちに終了しました。

 終了後には懇親会を開催し、教職員・大学院生らが多数参加しました。


口頭発表会場

ポスター発表会場

関連リンク

化学研究所ホームページ「化学研究所 第113回研究発表会を開催」
http://www.kuicr.kyoto-u.ac.jp/announce/2013/news_131213.html