京都大学技術士会設立記念大会が開催されました。(2013年11月2日)

京都大学技術士会設立記念大会が開催されました。(2013年11月2日)

 京都大学技術士会設立記念大会が第8回京都大学ホームカミングデイと同日に、百周年時計台記念館で開催され、90名の参加がありました。

 京都大学技術士会は約1年半の準備期間を経て、2013年3月30日に設立され、今回はこの設立を記念する第1回大会です。技術士法に規定された技術士資格をもつ本学卒業(修了)生および教職員で構成され、会員数は現在、443名です。

 司会を務める山本道晴 幹事(工学部・1977年卒)の開会宣言のあと、大西有三 会長(本学前理事・副学長、工学部・1968年卒)の挨拶に続き、来賓の松尾泰樹 文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課長と、西村文夫 公益社団法人日本技術士会常務理事(法学部・1978年卒)から祝辞がありました。

 他大学の技術士会などからの祝電披露と協賛企業の紹介に続き、林克己 副会長兼代表幹事(工学部・1975年卒)から、京都大学技術士会の設立趣旨および意義、そして今後の活動計画などの説明がありました。

 設立記念大会の特別講演として、淡路敏之 理事・副学長が「ビッグデータを用いたOcean View解析空間と学際的利用」と題した講演を行い、情報の時代にいかに大量データを情報にすることが重要であるかを前置きしたうえで、東日本大震災で発生した大量ガレキの移動シミュレーションや新漁業モデル開発、さらにはデータ同化のアプローチ法、エルニーニョの先行予測等で成果を示したOcean View解析空間など、多岐に渡る最先端の研究成果を、海外研究機関とのやり取りなどのエピソードも交えながら解りやすく紹介しました。

 この後、川嶋眞生 副会長(理学部・1960年卒)から閉会挨拶があり、参加者全員で写真撮影を行いました。

 設立記念大会後、隣接会場で開催された懇親会では、北野正雄 副会長(工学研究科長、工学部・1975年卒)の挨拶のあと大西会長による乾杯の発声により開宴され、工学・農学・理学にまたがる多分野の専門技術者が、さまざまな意見や情報の交換を行い、相互の親睦が深まった有意義な場となりました。最後に、本学の発展と会員のますますの健勝を祈念して、盛況のうちに閉会しました。


挨拶を行う大西会長

集合写真

関連リンク

京都大学技術士会(会員登録連絡先等)
/ja/alumni/p3/p301.htm#024