アジア研究教育ユニットが「タイ・フィールド調査」を実施しました。(2013年8月12日~8月23日)

アジア研究教育ユニットが「タイ・フィールド調査」を実施しました。(2013年8月12日~8月23日)

 アジア研究教育ユニットは、大学の世界展開力強化事業「「開かれたASEAN+6」による日本再発見-SENDを核とした国際連携人材育成」の一環として、海外学生派遣プログラム「タイ・フィールド調査」を実施しました。

 本プログラムは国際連携大学であるタマサート大学に加え、チェンマイ大学の協力を得て実施し、本学から経済学研究科、農学研究科、アジア・アフリカ地域研究研究科の10名の大学院生が参加しました。

 プログラム前半はバンコクに滞在し、文化、政治、経済といった各テーマに即してタマサート大学国際学部・経済学部の教員、元タイ国会議長・首相顧問や元外務大臣による講義を受けるとともに、講義テーマに関連した施設等を訪問しました。

 ビジネスをテーマとした3日目は、石井信行 盤谷(バンコク)日本人商工会議所事務局長からタイにおける日系企業の現状と課題について講義を受けた後、タイを代表するコングロマリット(複合企業)のCPグループを訪問しました。

 4日目にタマサート大学で開催した学生ワークショップでは、本学の参加大学院生全員とタマサート大学経済学部国際修士プログラムの大学院生が各自の研究テーマについて発表し、国際学部ASEAN修士プログラムの大学院生も交え、活発な議論を行いました。

 7~10日目のプログラム後半は近年重要性を増しているタイ北部の政治・経済・文化について理解を深めるためチェンマイに移動しました。タイ商務省国際貿易振興局北部事務所やチェンマイ大学の教員による充実した講義により基礎知識を獲得したうえで、チェンマイ郊外に進出している大手日系企業の工場や地元食品企業と契約栽培をしている大豆農場を訪問し、ヒアリング調査を行いました。

 参加した学生は、都市部と農村部の双方でのフィールドワークを含む充実した10日間のプログラムを終えて帰路に就きました。

 なお、本プログラムは来年度以降も継続して実施する予定で、経済学研究科の国際プログラム「東アジア持続的経済発展研究コース」の配当科目として、単位が認定されます。


タマサート大学国際学部客員教員(元タイ国会議長・首相顧問)による講義

タイ国会議事堂を訪問する参加者

大豆農場にて説明を受ける参加者

学生ワークショップで発表する大学院生

学生ワークショップ参加者全員による集合写真

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