情報学研究科平成25年度公開講座「ことばのサイエンス・ことばのテクノロジー」を開催しました。(2013年8月9日)

情報学研究科平成25年度公開講座「ことばのサイエンス・ことばのテクノロジー」を開催しました。(2013年8月9日)

 情報学研究科は、総合研究8号館にて、「京都大学大学院情報学研究科平成25年度公開講座-ことばのサイエンス・ことばのテクノロジー-」を開催しました。

 今回の公開講座では、工学と脳科学を中心に同研究科の3名の教員が中高生を主な対象として講演を行いました。

 佐藤亨 研究科長が開会のあいさつを、乾敏郎 教授が今回の公開講座の趣旨説明を行いました。

 続いて行われた講演会では、黒橋禎夫 教授が、「コンピュータにことばがわかる?!」と題して、話し掛けると質問に答えてくれたり、クイズ番組で人間に勝利するコンピュータ等、コンピュータでことばの意味を扱う面白さ、難しさについて、石田亨 教授が、「ネットで繋ぐ世界のことば」と題して、機械翻訳と人力翻訳のコラボレーションで、日本の農業専門家のアドバイスをベトナムの農民にネットで伝えるプロジェクトについて、乾教授が、「ことばを理解する脳の仕組み」と題してことばの機能を失う失語症のビデオを見ながら、ことばを使ってコミュニケーションする脳の仕組みについて講演を行いました。

 公開講座には、中高生とその保護者、引率教員をはじめ、学生、社会人など約170名が参加し、熱心にメモをとり、講師に質問するなど、積極的に受講する姿がみられました。公開講座は盛会のうちに終了しました。


会場の様子