京都大学バリアフリーシンポジウムを開催しました。(2013年6月29日・30日)

京都大学バリアフリーシンポジウムを開催しました。(2013年6月29日・30日)

 障害学生支援室は「京都大学バリアフリーシンポジウム-しなやかで、したたかな「障害学習」のすすめ-」を開催しました。このようなシンポジウムを行うのは、本学で初めてのことでしたが、全国各地から2日間でのべ450名あまりの方が参加しました。

 1日目のセッション1では、大学における障害学生支援の現状を知るための基調講演の後、学生の率直な声に向き合い、考える機会になることを目的とし、本学の学生4名が日々の学生生活や障害に応じた修学支援についての座談会を行いました。

 2日目午前のセッション2では、本学で初めての全盲の学生である広瀬浩二郎 国立民族学博物館准教授をはじめ、視覚障害を中心とした講演がありました。

 2日目午後のセッション3では、本学が誇るユニークで最先端のバリアフリーに関する研究活動に触れてもらうことを目的とし、河原達也 学術情報メディアセンター教授、大野照文 総合博物館長、嶺重慎 理学研究科教授が講演を行いました。

 また、様々な障害のある参加者への配慮として、点字資料と拡大資料の配付、手話・PC通訳による情報保障支援、移動介助を実施しました。

 シンポジウムを通じて、京都大学らしいバリアフリーに関する発信と、学生や教職員だけでなく、一般参加者も含めた有意義な交流の場となりました。

 


佐野眞理子 広島大学アクセシビリティセンター長による基調講演

学生座談会で発言する本学大学院生