森里海シンポジウム「人と自然のきずな~森里海連環学へのいざない~」を開催しました。(2013年6月29日)

森里海シンポジウム「人と自然のきずな~森里海連環学へのいざない~」を開催しました。(2013年6月29日)


パネルディスカッションの様子

 森里海シンポジウム「人と自然のきずな~森里海連環学へのいざない~」を、東京・赤坂の日本財団ビルで開催しました。このシンポジウムは、2013年4月の森里海連環学教育プログラムの開講を記念して、また、森里海連環学の全国展開を図って開催したものです。

 共催者である日本財団の海野光行 常務理事による開会のあいさつ、山下洋 森里海連環学教育ユニット長による「森里海連環学」の説明・紹介により当シンポジウムが始まりました。

 基調講演では、東京工業大学の桑子敏雄 教授が、「ふるさと見分け」「ふるさと磨き」と題して、桑子教授が河川改修、ダム建設、まちづくりなどへの政策提言に数多く携わる中で見出した、地域住民、行政、環境保全団体など、さまざまな利害関係者の合意形成を図るための方法や概念について話しました。

 引きつづき、「森里海連環学へのいざない」というテーマで、「森、里、海の向こうに」(吉岡崇仁 フィールド科学教育研究センター長)、「海を調べ、沿岸域を知る」(片山知史 東北大学農学研究科教授)、「連環を広げる公共政策」(浅野耕太 人間・環境学研究科教授)というタイトルで、3名がそれぞれの分野での視点や取り組みを講演しました。

 最後のパネルディスカッションでは、「森里海連環学にもとづく環境づくり人づくり」をテーマに、NPO法人の方々や森里海連環学を学んだ卒業生と森里海連環学教育ユニットの教員が、会場の参加者も交えて討論を行いました。

 ホームグラウンドの京都から離れた東京での開催にもかかわらず、約130名が参加しました。13時00分から17時30分までの4時間半に渡る長丁場でしたが、参加者はメモを取りながらとても熱心に聞いていました。

 

 
左から海野常務理事、山下ユニット長、桑子教授

会場の様子(参加者からの質問)

パネル展示

 

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