シンポジウム「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン6 -研究者への道-」を開催しました。(2012年11月26日)

シンポジウム「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン6 -研究者への道-」を開催しました。(2012年11月26日)

 女性研究者支援センター 主催のシンポジウム「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン6 -研究者への道-」を芝蘭会館別館(国際交流会館)で開催しました。

 司会進行は、山末英嗣 女性研究者支援センター広報事業実施ワーキンググループ主査が行いました。稲葉カヨ 女性研究者支援センター長の挨拶のあと、梅田幹雄 京都大学キャリアサポートセンター特任教授・京都大学名誉教授による「実社会に研究は存在しないか?」、西山裕子 マイパワー株式会社代表取締役による「実社会で働く、その醍醐味とは」の講演がありました。

 講演の後には、西山代表取締役がシンポジウムの始めに実施した「働く」「研究」の二つの言葉から連想する肯定的な言葉、否定的な言葉についてのワークショップの集約も使用して、会場からの質問に答える形でディスカッションを行いました。本学に特徴的な言葉としては、「研究」から連想する「賞」という肯定的な言葉で、研究の成果がノーベル賞など各種の賞につながることへの期待が感じられます。また、学部・修士課程修了後、まず社会で働く経験を積んだ上で、博士課程に進学するのはどうかということについては、現在の日本の研究支援制度に年齢制限が多いことが課題として指摘されました。しかし、博士の学位を取得することでできること、取得しなければできないこともあるので、"difficult"な状況であっても、"challenging"な姿勢でいることが道を切り開く方法であると確認されました。


講演者の様子(左から梅田特任教授、西山代表取締役)

参加者の様子