宇治キャンパスで安全衛生講習会を開催しました。(2012年11月15日)

宇治キャンパスで安全衛生講習会を開催しました。(2012年11月15日)

 宇治事業場衛生委員会主催による安全衛生講習会を宇治キャンパスで開催しました。

 この講習会は、宇治地区の教職員や大学院生等を対象に「年間安全衛生管理計画」の一環として開催しているもので、今回は川村孝 環境安全保健機構 健康管理部門長・教授(総括産業医、労働衛生コンサルタント)を講師に、「安全衛生における戦略的アプローチ~予防医学の観点から~」と題した講演を開催しました。

 2009年の新型インフルエンザの流行を例に、平時に各種のリスクを見積もった上で危機管理体制を整えておくことの重要性と有効性のほか、治療と予防の違いについてふれ、予防の例として、禁煙、各種検診、生活習慣等、具体的な例を挙げ、効果について実際のデータをもとに解説がありました。また、メンタルヘルスにおける三次予防(職場復帰支援)、二次予防(健診、セルフケア・ラインケア等)、一次予防(過重労働面接、ヒーリング・サービス等)についても具体例を用いた詳細な解説がありました。

 参加者は実情に即した具体的な内容の講演に、熱心に耳を傾けていました。


津田敏隆 生存圏研究所長(宇治事業場総括安全衛生管理者)による挨拶

講演を行う川村教授

講演の様子