情報学研究科平成24年度公開講座「見えないものを観る」を開催しました。(2012年8月9日)

情報学研究科平成24年度公開講座「見えないものを観る」を開催しました。(2012年8月9日)

講演する荒井准教授

 情報学研究科は、総合研究8号館において、「京都大学大学院情報学研究科平成24年度公開講座-見えないものを観る-」を開催しました。今回の公開講座では、情報処理を中心に同研究科の3名の教員が中高生を主な対象として講演を行いました。

 佐藤亨 研究科長の開会のあいさつの後、小野寺秀俊 教授から今回の公開講座の趣旨説明があり、その後講演を行いました。

 佐藤研究科長は、「南極から地球を観る」と題して、南極昭和基地に超大型のレーダーを建設し、雲の上の「空」を観ることで、オゾンホールや地球温暖化など、地球大気の変動の縮図である極域を理解することについて、中尾恵 准教授は、「コンピュータグラフィクスで体の中を観る」と題して、コンピュータグラフィクスを活用した最先端の診断・手術の試みの紹介と、次世代の医療についてを、荒井修亮 准教授は、「小型発信器で水の中の生き物を観る」と題して超小型の発信器や記録計を装着し、水の中の生き物の行動を計測する研究について、それぞれ講演しました。

 公開講座には、中高生とその保護者、引率教員をはじめ、学生、社会人など約130名が参加し、熱心にメモをとり、講師に質問するなど、積極的に受講する姿がみられ、盛会のうちに終了しました。


講演する中尾准教授

講演する佐藤研究科長