宇治キャンパスで安全衛生講習会を開催しました。(2011年11月29日)
宇治キャンパスでは、宇治事業場衛生委員会主催による安全衛生講習会を開催しました。
この講習会は、宇治地区の教職員や大学院生等を対象に「年間安全衛生管理計画」の一環として開催しているもので、今回は東北大学大学院工学研究科附属超臨界溶媒工学研究センター長(東北大学環境安全委員会安全管理専門委員会委員長) の猪股宏 教授を講師に迎え、「東日本大震災における被災と対応状況~安全管理の立場から~」と題して講演されました。
本年3月11日に発生した東日本大震災では、震源に近い東北大学でも甚大な被害が発生しました。猪股教授は、地震後の大学施設被災状況の調査および対応に当たられており、同大学の安全管理の立場からの具体的な事例を踏まえた講演内容でした。
関西地方では、16年前に阪神・淡路大震災を経験しており、近い将来に東海・東南海・南海連動型巨大地震の発生が懸念されているため、宇治事業場においても、その対応策を真剣に検討することが求められています。
備えていた耐震設備がどのように役立ち、あるいは役立たなかったか、ライフライン復旧までの手順や想定外の困難、「緊急地震速報」、「安否確認システム」の問題点等、当事者だけが得られた知識は特に参加者の関心が高く、185名の聴衆は熱心に耳を傾けていました。
![]() 宇治事業場衛生委員会副委員長 角哲也 教授による挨拶 | ![]() 講演を行う猪股教授 |
![]() 講演の様子 |