第14回リカレント教育講座「「心の教育」を考える-対応に困る子どもたちへの多面的理解と関わり-」を開催しました。(2011年2月4日・5日)

第14回リカレント教育講座「「心の教育」を考える-対応に困る子どもたちへの多面的理解と関わり-」を開催しました。(2011年2月4日・5日)

  教育学研究科 附属臨床教育実践研究センターでは、年1回、教育相談活動に携わる専門家(幼・小・中・高校教諭、養護教諭、心理臨床専門家)を対象に、研修活動の一環として、リカレント教育講座を開催しています。不登校、非行、ひきこもりなど、現在の教育現場で大きな問題となっている現象を通じて、子どもの心や教育について深く考えることをねらいとしており、毎年、全国から熱心な教師や臨床心理士等専門家の参加を得ています。

  第14回となる今年度は「対応に困る子どもたちへの多面的理解と関わり」を全体テーマとして、2日間の日程で開催し、61名が受講されました(教育実践コラボレーション・センターとの共催)。第1日目には分科会に分かれて事例研究を行い、第2日目には現代の子どもの心の問題や発達障害に造詣が深い精神科医、臨床心理士、元小・中学校長をシンポジストに迎えてシンポジウムを行いました。

  事例研究では、不登校・親子関係・発達障害などの問題を抱えた個別事例を中心として、受講生と講師が活発に意見を交わしました。またシンポジウムでは、学校現場が抱えている「対応に困る」様々な問題に対して、3人のシンポジストから多面的な視点と関わりの工夫が提示されました。参加者からは「今後の関わりについて参考になった」「保護者対応など、現場ですぐに役立つ具体的なヒントが得られた」などの感想が寄せられ、大変好評でした。来年度以降も引き続き開催していく予定です。


シンポジウムの様子