第6回工学部教育シンポジウムを開催しました。(2010年12月3日)
桂キャンパス桂ホールにて第6回工学部教育シンポジウムを開催し、約200名の工学部教員および工学研究科大学院生が参加しました。工学部教育シンポジウムは工学部授業アンケートの結果を基に、工学部教育のFD活動と教員相互の研修を目的として平成17年より毎年開催しています。
6回目となる今回は、小森悟 工学研究科・工学部長の開会挨拶の後、大塚雄作 高等教育研究開発推進センター教授から京都大学の教育理念である対話を根幹とした自学自習に関連して「単位制度の実質化」についての話題提供がありました。
続いて工学部から3名の教員が特色ある課題解決型科目や、海外の大学での講義・教員評価の事例、初年次に研究室を訪問させて先端研究への意識を持たせる取り組みなどを紹介し、田中利幸 新工学教育プログラム実施専門委員会委員長からは過去の授業アンケート結果との経年比較により、FD活動と授業改善の効果についての考察が発表されました。
学生に教育改善効果をどう理解してもらうかなど引き続いての懸案事項も指摘されましたが、予定時間ぎりぎりまで質疑応答が行われるなど、実り多いシンポジウムとなりました。
会場の様子