iCeMSが平成22年度産学官連携推進会議「科学・技術フェスタin京都」に出展します。(2010年5月28日)

iCeMSが平成22年度産学官連携推進会議「科学・技術フェスタin京都」に出展します。(2010年5月28日)

 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)は6月5日(土曜日)、国立京都国際会館で開催される「科学・技術フェスタin京都」の「高校生等を対象とした特別イベント」として、世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラム枠(同会館アネックスホール内)で出展することになりました。iCeMSの展示タイトルは『しっかり遊べ。』です。

 「科学・技術フェスタin京都」は平成22年度の産学官連携推進会議として内閣府等が主催するもので、科学・技術の重要性や産学官連携の成果を国民に広くPRする事が目的です。約5,000人の来場が見込まれています。

 今回iCeMSからは、若手研究者や学生など約20名が説明者として参加します。来場者には、実際に研究で使っている機材や、わたあめ機、ジグソーパズル、磁石ブロック、LEDライトボード等を利用し、研究者と一緒に手を動かしてもらいます。ES細胞やiPS細胞を顕微鏡でのぞく事もできます。

 「どんなことを明らかにしているんだろう?」「何がおもしろいんだろう?」-この展示では、遊びの中から「?(ハテナ)を引き出す」事を重視しています。ポスターやパネルなどの文字情報はできるだけ減らします。若手研究者との対話を楽しみながら、しっかり遊んでもらいます。高校生を主な対象とはしていますが、参加者を制限しているわけではありませんので、皆様お誘い合わせの上、お越しください。

1.科学・技術フェスタin京都

日時 2010年6月5日(土曜日) 9時30分~16時30分
場所 国立京都国際会館(iCeMSの展示は同会館アネックスホール内)
参加費 無料
主催 内閣府、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、日本経済団体連合会、日本学術会議、科学技術振興機構、新エネルギー・産業技術総合開発機構、情報通信研究機構、日本学術振興会、理化学研究所、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、日本原子力研究開発機構、工業所有権情報・研修館、宇宙航空研究開発機構、海洋研究開発機構
共催 関西経済連合会

なお、申込・詳細については「科学・技術フェスタin京都」ホームページ( http://www.kagakugijutsu-festa.jp )をご覧ください。

2.iCeMSの出展内容

しっかり遊んで、なるほど納得
iCeMSの科学・技術も支える、「X線」に関する企画展「科学技術Xの謎」も京都大学総合博物館からやってきます。

  1. ESもiPSも (iCeMS 中辻グループ提供)
    • マウスES細胞、マウスiPS細胞、ヒトiPS細胞などが顕微鏡で観察できる。
    • 粘土でES細胞の作製過程を説明するプログラム
  2. ナノファイバー (iCeMS チェングループ提供)
    • 改造して、ナノファイバー製造装置として使用している、わたあめ機のデモンストレーション
  3. DNAおり紙 (iCeMS 杉山グループ提供)
    • ジグソーパズルを使って、DNAおりがみの仕組みを伝えるプログラム
  4. 分子のおうち (iCeMS 北川グループ提供)
    • おもちゃの磁石ブロックを使って、金属錯体化学を伝えるプログラム
  5. Xのなぞ (総合博物館および学術情報メディアセンターコンテンツ作成室提供)
    • LEDライトボードを使ってレントゲンフィルムを展示
    • X線CTのしくみを伝える動画コンテンツをiPadにて展示

3.WPI枠で出展する他の世界トップレベル研究拠点と展示タイトル

  • 東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
    『原子・分子が主役となる新たな材料科学の創成』
  • 東京大学 数物連携宇宙研究機構(IPMU)
    『宇宙の作り方』
  • 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター(IFReC)
    『免疫学の最前線へ』
  • 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)
    『マルチカラーエレクトロミック材料 ~カラー電子ペーパーで変るライフスタイル~』

iCeMSウェブサイトでのニュースリリース
http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/j/pr/2010/05/26-nr.html