第13回リカレント教育講座「『心の教育』を考える-学校の成長と支援-」を開催しました。(2010年2月5日・6日)
教育学研究科附属臨床教育実践研究センターでは、年1回、教育相談活動に携わる専門家(幼・小・中・高校教諭、養護教諭、心理臨床専門家)を対象に、研修活動の一環として、リカレント教育講座を開催してます。不登校、非行、ひきこもりなど、現在の教育現場で大きな問題となっている現象を通じて、子どもの心や教育について深く考えることを狙いとしており、毎年、全国から熱心な教師や臨床心理士等専門家の参加を得ています。
第13回となる今年度は、受講者が52名あり、「学校の成長と支援」を全体テーマとして、第1日目には分科会に分かれて事例研究を行い、第2日目には学校現場における経験豊かな臨床心理士をシンポジストに迎えてシンポジウムを行いました。
事例研究では、問題となる出来事や生徒、学校という場をどのように見立て、関わるかという点について活発に意見が交わされました。またシンポジウムでは、学校現場のいま抱えている問題をどのように理解すべきか、3人のシンポジストからそれぞれの経験に基づいた幅広い話題提供がなされました。参加者からは「私達がやっていることをより深く理解できた」などの感想が寄せられ、大変好評でした。来年度以降も引き続き開催していく予定です。
会場の様子