京都大学 東京フォーラムを東京會舘で開催し、企業をはじめ、大学、学術団体、文部科学省等の関係省庁など各方面から約120名の参加がありました。
「宇宙船地球号の未来を考える-京都からの発信-」をテーマとして、限りある資源の下で、資源・環境問題についての悲観論や楽観論を超えて、文理にまたがる京都大学の新進気鋭の研究者の報告を素材に、知識や技術および文化の視点から、今後の生き方について参加者と一緒に考える機会としました。
フォーラムは、松本紘総長の挨拶で開幕し、次いで第一部において、勝見武 地球環境学堂教授が「都市の未来」、安部浩 人間・環境学研究科准教授が「マニュアルなき操縦」、浅利美鈴 環境保全センター助教が「ごみは意外に雄弁だ」と題して、それぞれ講演を行いました。次に、第二部では浅野耕太 人間・環境学研究科教授がコーディネーターを努め、講演者3名とパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションは、会場から寄せられた質問票にパネリストが回答する方法で進められ、活発な議論が行われました。その後、京都大学における取り組みの紹介として、小林愼太郎 地球環境学堂長が文部科学省「組織的な大学院教育改革推進プログラム「環境コミュニケーション・リテラシーの向上-プロジェクト型インターン研修によるミニ・プロジェクトワークの組織的展開-」」について、塩路昌宏 エネルギー科学研究科教授(環境安全保健機構環境・エネルギー管理推進室長)が京都大学における環境・エネルギー管理の取り組みについて紹介しました。
フォーラムに続いて開催した懇談会では、松本総長による挨拶、川端達夫 文部科学大臣、望月晴文 経済産業省事務次官の来賓挨拶があり、宇治則孝 日本電信電話株式会社代表取締役副社長の発声による乾杯が行われ、松本総長、理事・副学長ほか本学関係者と参加者との間で和やかな懇親が行われました。
![]() 左から松本総長、勝見教授、安部准教授、浅利助教 |
![]() 左から浅野教授、小林学堂長、塩路教授、大西有三 理事・副学長 |
![]() 左から川端文部科学大臣、望月経済産業省事務次官、宇治日本電信電話株式会社代表取締役副社長、会場の様子 |
![]() 懇談会にて |