化学研究所「第109回研究発表会」を開催しました。(2009年12月4日)

化学研究所「第109回研究発表会」を開催しました。(2009年12月4日)


講演会の様子

 化学研究所は、宇治おうばくプラザにおいて、第109回研究発表会を開催しました。

 午前の部では、平井諒子 助教による「バクテリアセルロースの結晶多形の制御とそれに伴う高次構造の発現」、井上倫太郎 助教による「高分子薄膜のガラス転移」、徳田陽明 助教による「有機無機ハイブリッド材料の構造設計と機能制御」、想田光 助教による「共鳴結合による24Mg+ビームの横方向レーザー冷却」の発表がありました。

 午後の部では、京大化研奨励賞・京大化研学生研究賞の授与式ならびに受賞者4名による講演を行った後、66件のポスター発表を開催しました。その後、瀧川一学 助教による「遺伝子発現情報を用いた代謝経路推定」、M. Lutfi Firdaus 助教による「Sectional distribution of Zr, Hf, Nb, Ta, Mo and W in the Southern and South Pacific Ocean」、栗原達夫 准教授による「南極における微生物の生存戦略」と題した発表があり、いずれのセッションも活発な質疑応答が行われました。

 最後に時任宣博 所長から閉会の挨拶があり、「新しいホールで講演者は気持ちよく発表できたと思う。来年もより多くの参加者が集い、活性化することを願う。」と、今後の研究を激励する言葉で結びました。

 本研究発表会は、一般、専門機関、所内から120名を越える参加者を得て、非常に分かり易く興味深い研究成果が発表される活気ある会となりました。終了後は、教職員・大学院生等250名の参加を得て、研究発表会懇親会を盛大に行いました。


ポスター発表の様子

時任所長(中央)と受賞者4名