工学研究科低炭素都市圏政策ユニットを設置しました。(2009年11月1日)
工学研究科は、文部科学省科学技術振興調整費・地域再生人材創出拠点の形成プログラムの支援を受け、「低炭素都市圏政策ユニット」を設置しました。
本ユニットは、低炭素都市を実現するために重要な要素となる都市交通政策について、従来の需要追随型の都市交通政策を転換し、都市の魅力と活力を生み出す持続可能な都市交通のための政策を立案し、実施できる人材の育成を目的としています。
また、地球環境問題を解決すべく、低炭素社会の実現のための総合的戦略が求められる中、大学院生を含め、都市交通政策などの都市圏政策の分野で活躍することを志す社会人実務者を対象として、工学研究科・経営管理研究部が部局を横断して連携することにより、大学院レベルの教育プログラムを提供し、低炭素社会構築に向けての都市圏政策の立案と実施を担いうる官民の都市交通政策技術者を育成するとともに、自治体等による低炭素都市圏構築のための政策支援を行っていく予定です。
本ユニットは、以下の3つのコースを通じて人材を育成しております。今年開講するのは、そのうちの都市交通政策技術者コースです。
- 都市交通政策技術者(Urban Transport Architect・UTA)養成コース
:一般の担当者レベルの人材を対象とした基礎的育成のための教育コース
a.都市交通政策フロントランナー講座
b.低炭素都市圏政策論
c.都市交通政策マネジメント - シニア都市交通政策技術者(シニアUTA)養成コース
:基礎的知識を有した相当レベルの人材を対象とした発展的育成のための教育コース
a.低炭素都市圏政策特論
b.都市交通政策マネジメント特論
c.キャップストーンプロジェクト演習 - トップマネジメントコース
:自治体等における最高意思決定に関わる人材を対象として、都市交通政策の政策判断のための知識を育む教育コース
a.都市交通政策フロントランナー講座特論(集中講義)
b.低炭素都市圏政策トップマネジメント論(集中講義)
![]() ユニット除幕式の様子 | ![]() 都市交通政策技術者養成コース開講式の様子 |
なお、ユニットの設置に伴い、ユニット設置記念シンポジウムを以下のとおり開催します。
さらに、詳しい内容を知りたい方は、低炭素都市圏政策ユニットのホームページ(http://www.upl.kyoto-u.ac.jp/index.html)をご覧ください。