江口徹基礎物理学研究所長・教授が日本学士院賞・恩賜賞を受賞 (2009年3月13日)

江口徹基礎物理学研究所長・教授が日本学士院賞・恩賜賞を受賞 (2009年3月13日)
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 このたび、江口徹 基礎物理学研究所長・教授が第99回(平成21年)日本学士院賞・恩賜賞を受賞することになりました。日本学士院賞は、学術上特に優れた研究業績に対して贈られるもので、日本の学術賞としては最も権威ある賞です。また、恩賜賞は、日本学士院賞の中から特に優れたものに授与されます。

 受賞の対象となったのは数理物理学的な手法による素粒子論の研究」で、江口所長は、ユークリッド領域におけるアインシュタイン方程式の新しい厳密解を発見しました。この解は、素粒子の統一理論として有望な超弦理論の力学を研究する上で極めて重要な役割を果たすもので、素粒子物理学での先駆的業績として高く評価されています。

 江口所長は、昭和23年生まれ(61歳)、東京大学大学院理学研究科・理学部の助教授、教授を経て、平成19年4月から現職。専門は、素粒子物理学です。

 なお、授賞式は6月に東京で行われる予定です。

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