iPS細胞研究センター(CiRA)を、幹細胞研究支援議員連盟が視察 (2008年8月1日)

iPS細胞研究センター(CiRA)を、幹細胞研究支援議員連盟が視察 (2008年8月1日)

 物質―細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター(CiRA)を、幹細胞研究支援議員連盟(会長 船田元 衆議院議員)が視察しました。視察した方々は、川端達夫 衆議院議員、木俣佳丈 参議院議員、とかしきなおみ 衆議院議員、冨岡勉衆議院議員、西村康稔 衆議院議員、浜田昌良 参議院議員、前原誠司 衆議院議員、松浪健四郎 衆議院議員、武藤容治 衆議院議員の各議員(50音順)、菱山豊 文部科学省研究振興局ライフサイエンス課長並びに同行記者(5名)の計15名で、CiRAにおけるiPS細胞研究の最新状況を視察するため、来学されました。

 再生医科学研究所の会議室で行われた現状説明では、松本紘 理事・副学長の挨拶の後、山中伸弥 iPS細胞研究センター長によるブリーフィングが行われ、iPS細胞研究の現状と問題点の報告がされました。また、CiRAの研究戦略に関する活動と知的財産にかかる企画・立案をするため、8月1日付けでCiRAに研究戦略本部を設置し、本部長が就任された旨報告がありました。

 その後、山中センター長、山下潤 准教授並びに中川誠人 助教よるiPS細胞研究センター(山中研究室・山下研究室)の見学が行われ、iPS細胞の作成、培養、分離等の工程を見学しました。特に、iPS細胞から心筋細胞へ分化・誘導した細胞を目の当たりにして、議員団からiPS細胞研究に対する更なる熱い期待が寄せられました。

 CiRA見学後の議員団との意見交換では、議員団より、知的活動に対する支援、今後必要となる人材育成の施策並びに臨床研究の指針の策定に関する質問があり、山中センター長をはじめ、松本理事・副学長、大西珠枝 理事・副学長、戸口田淳也 副センター長、林秀也 研究戦略本部長、寺西豊 産官学連携センター教授、石井哲也 研究戦略本部研究統括室長等から、CiRAないし京都大学における現状の報告及び具体的な人材育成の施策並びに臨床研究の指針の必要性等の回答がなされました。

  • 京都新聞(8月2日 5面)、産経新聞(8月9日 23面)、日刊工業新聞(8月4日 21面)および毎日新聞(8月2日 23面)に掲載されました。