コレステロールを調節するたんぱく質の立体構造を世界で初めて解明-副作用の少ない、高脂血症や動脈硬化症の治療薬の開発へ-

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用語解説

X線結晶構造解析

解析対象のたんぱく質を結晶化し、X線照射によって得られる回折データから、結晶内部で原子がどのように配列しているかを決定する手法

胆汁酸

肝臓でコレステロールを酸化することにより産生される化合物の総称。胆汁酸は胆嚢(たんのう)から分泌され、その主な役割は、食物中の脂肪の消化吸収を助けることである。

阻害剤

たんぱく質や酵素と相互に作用し、その機能を低下させる合成物。一般的に、たんぱく質の基質が結合する部位に入って機能を阻止する。

プロドラッグ

生体に投与された後、生体による代謝作用を受けて活性代謝物へと変化し薬効を示すタイプの薬剤

タウロコール酸

胆汁酸の一種。胆汁酸にタウリンと呼ばれる化合物が結合したものである。

ドメイン

一つのたんぱく質の構造が複数の部分からできている時に、それぞれの部分をドメインと呼ぶ。