麻疹情報について
今年は例年より早く麻疹(はしか)が発生していて、中でも京都府は発症者数が全国で最も多くなっています。本学でも東南アジアからの入国者を発端とする集団発生に関連して3名の発症者が出ました。大流行の可能性はきわめて低いと思いますが、学生や職員は以下の事項に注意し、適切な行動を取ってください。
概要
予防接種を受けましょう
麻疹にかかったことがなく、予防接種を2度受けていない人は発症する確率が高くなります。1990年4月1日以前に生まれた人は、1回だけしか接種していない場合がほとんどであり、麻疹や風疹に対する免疫が不十分かもしれません。
麻疹にかかったことがなく、予防接種を2度受けていない人は、体調のよいときにMRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)の接種を受けることを推奨します。
麻疹発症者と接触したら
麻疹を発症した人と、その発症1日前以降に、すぐ近くでまたは長時間接した場合は、体調管理に十分に注意し、入念に健康観察を行います。観察期間は最終接触の日から2週間です。
かかったかなと思ったら
急に寒気がして熱が出た場合、まずは外出を取りやめ、自宅で安静にします。特に併存疾患がなければ、多くは自宅安静で乗り切れます。併存疾患があったり、呼吸が苦しくなったり、意識や神経の異常を来した場合は、速やかに入院設備のある病院を受診します。その際、事前に電話をかけ、受け入れの可否や受診時の注意事項を確認してください(受付時間や出入り口を一般患者と分けている場合があります)。