9月7日放送予定のNHK BS1「地球アゴラ」『はるばると日本人:ペルー天文学の父』について
2008年9月5日
51年前にペルーに渡った天文学者 石塚睦博士(本学卒業生)がNHK BS1『地球アゴラ』で紹介されます。
石塚博士は、京都大学で天文学を学んでいた1957年、恩師の命で太陽を観測する施設を作るため、ペルーに渡りました。ところが、資金難のため建設は難航し、苦労の末に完成した太陽コロナ観測所は、観測開始からわずか3か月で、反政府テロ組織に爆破されてしまいます。石塚博士は、こうした困難に直面しながらも、ペルーに天文学を根付かせたいとの思いからその後も現地に留まります。石塚博士の仕事を受け継いだ次男のイシツカ・ホセ博士も、民間電話会社の衛星通信用アンテナを電波望遠鏡として活用する計画などを推進しており、日本の研究者や一般の人々もこれらの活動を支援しつつあります。7月にはこうした努力のひとつが実り、ペルー初の電波望遠鏡が完成しました。
番組では、ペルーでの天文学発展に貢献した石塚さんの51年の軌跡と、それを受け継いだ次男のイシツカ・ホセ博士の活動が取り上げられます。
是非、ご覧ください。
放送予定
NHK BS1 9月7日(日曜日) 21時10分~
- NHK BS1「地球アゴラ」のホームページ
https://www.nhk.or.jp/agora/yotei/index.html
石塚さんのお名前は、尾池和夫総長の式辞などにも、登場しています。
- 京都大学 メールマガジン バックナンバー Vol.10
/m_magazine/back_n/vol_10.htm - 地球電磁気・地球惑星圏学会 挨拶 (2005年9月30日)
/ja/profile/intro/president/archive/050930.htm