京都は歴史的に世界市場で成功したベンチャーを多数輩出してきました。
現在、ベンチャーにとっては、人口動態上大幅な拡大の見込めない日本市場のみを視野に入れるのではなく、スタートアップ当初から世界を視野に入れた取り組みが求められる状況になってきています。
また、ベンチャー企業投資に対する所得控除制度が創設されるなど、ベンチャー企業投資へのインセンティブが高まり、ベンチャー企業側の起業初期での成長を加速することが可能になる契機となることが予測されます。
上記の認識を背景に、ベンチャー企業がその成長のために外部のマネジメント能力や開発リソースをどう活用できるかという観点から、研究発表の場を設けます。シンポジウムでは、初期段階から国際化を目指すベンチャー企業と、ベンチャーキャピタル・投資家をお招きし、講演やパネルディスカッションを通じて、ベンチャー企業の世界への成長戦略に有効な方策を探ります。
日時
2009年7月17日(金曜日) 13時00分~17時30分
(研究部会:10時30分~、懇親会:18時00分~)
場所
京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
定員
300名程度
- 参加費無料・要事前申し込み
http://ims.icc.kyoto-u.ac.jp/
※ 懇親会(会費2000円。当日お支払いください。先着150名) - 定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。
プログラム(10時30分~20時00分)
総合司会: 木谷哲夫 京都大学産官学連携センター寄附研究部門教授
午前の部 研究部会
- 研究部会A: 「アントレプレナーシップとイノベーション創発」
セッションコーディネーター:小林敏男氏 大阪大学大学院経済学研究科教授
10時30分~11時00分 | 麻生川静男 京都大学産官学連携センター寄附研究部門准教授 「イノベーションを巻き起こす科学的人事手法」 |
11時00分~11時30分 | 松下博宣氏 東京農工大学大学院技術経営研究科(MOT)教授 「イノベーションの新潮流:カオスの縁のソーシャル・アントレプレナーシップ」 |
11時30分~12時00分 | 丸山正明氏 日経BPプロデューサー 「オープンイノベーションを担う産学官連携」 |
- 研究部会B: 「ベンチャーの成長とコーポレートガバナンス」
セッションコーディネーター:明石芳彦氏 大阪市立大学大学院創造都市研究科教授
10時30分~11時00分 | 瀧本哲史 京都大学産官学連携センター客員准教授・エンジェル投資家 「ベンチャー企業の取締役会における議論の役割について」 |
11時00分~11時30分 | 桐畑哲也氏 甲南大学マネジメント創造学部准教授・京都大学経営管理大学院関西経済経営論講座客員准教授 「大学発ベンチャーの国際比較」 |
11時30分~12時00分 | 鈴木裕氏 株式会社大和総研経営戦略研究所主任研究員 「株式公開後の株主とのコミュニケーション」 |
午後の部 シンポジウム
13時00分~13時15分 | 開会挨拶: 牧野圭祐 京都大学産官学連携本部長 |
13時15分~13時30分 | IMS研究部門の取組み: 木谷哲夫 京都大学産官学連携センター寄附研究部門教授 |
13時30分~14時10分 | 講演1: 「グローバルベンチャーへの挑戦」 高須賀宣氏 サイボウズ創業者・T2ワークス株式会社代表取締役 |
14時10分~14時50分 | 講演2: 「ベンチャーキャピタルの視点からの国際ベンチャー」 奥原主一氏 日本ベンチャーキャピタル株式会社代表取締役社長 |
14時50分~15時40分 | 講演3: 「EUにおける国際ベンチャーの状況」 サイモン・リーモント氏 ケンブリッジ大学・ジャッジ・ビジネススクール教授・EMBAディレクター |
15時40分~16時00分 | 休憩 |
16時00分~17時00分 | パネルディスカッション: 「ベンチャー企業、ベンチャーキャピタルの国際化への取り組み」
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17時00分~17時30分 | 今後の課題・閉会の挨拶: 「地域発・グローバルベンチャーの可能性 閉会にあたっての問題提起」 松田修一氏 日本ベンチャー学会会長・早稲田大学ビジネススクール教授 |
18時00分~20時00分 | 懇親会 |
主催: 京都大学産官学連携センター、日本ベンチャー学会
後援: 経済産業省、、独立行政法人中小企業基盤整備機構、財団法人ベンチャーエンタープライズセンター、社団法人関西ニュービジネス協議会、日本ベンチャーキャピタル株式会社、京都市(予定)
問い合わせ先
京都大学産官学連携センター寄附研究部門
イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門シンポジウム「地域発・グローバルベンチャーの可能性」運営事務局
株式会社コングレ京都支店内
担当: 村田
tel: 075-212-0690、fax: 075-212-0691
e-mail: icc-ims-sympo*congre.co.jp (*を@に変えてください)