持続可能生存圏開拓診断(DASH)システム披露式典を挙行(2008年6月12日)
生存圏研究所および生態学研究センターでは、宇治キャンパスの生存圏研究所木質ホールにおいて、持続可能生存圏開拓診断(DASH)システム完成披露式を開催いたしました。
DASHシステムは、平成19年度京都大学概算要求にて文部科学省に採択、導入されたもので、遺伝子組換え植物対応型の大型温室と集中的な評価分析機器を融合したシステムです。これは全国共同利用設備として、植物を中心とした環境応答解析や、代謝産物の解析、さらには大気/土壌/微生物など環境因子と植物との相互作用解析等の研究に供し、学際的、萌芽的研究の発掘と推進を通じ、生存圏科学の発展に資することを目指すものです。
式典では、川井 秀一 生存圏研究所長の挨拶、松本紘 理事・副学長の祝辞に続き、内海 成農学研究科教授、清水 敏昭 三菱農機株式会社代表取締役社長、安藤 修 株式会社島津製作所分析計測事業部長からも祝辞を賜りました。その後、DASH設置に関わった両企業へ感謝状が贈呈され、鎌田 博 筑波大学生命環境科学研究科教授、および高林純示 生態学研究センター長による基調講演を行いました。次いで場所をDASH植物育成サブシステムに移して、松本理事、後藤財務部長らにより除幕式を行いました。
最後は、高林生態学研究センター長により、今後のDASHの全国共同利用と関連研究の発展に対する期待が述べられ、式典は盛況のうちに幕を閉じました。この後に、DASH植物育成および分析機器両サブシステムの見学会と懇親会が開かれました。
関連情報
- DASH(持続可能生存圏開拓診断) システムの設置(2008年3月14日)
- 京都新聞(6月20日 27面)に掲載されました。