文部科学省「脳科学研究戦略推進プログラム」に2件の研究テーマが採択されました。(2008年6月16日)

文部科学省「脳科学研究戦略推進プログラム」に2件の研究テーマが採択されました。(2008年6月16日)

 文部科学省により今年度新たに実施される「脳科学研究戦略推進プログラム」の「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の開発」(個別研究事業(課題B))に本学の2件の研究テーマが採択されました。

脳科学研究戦略推進プログラム

 少子高齢化を迎える我が国の持続的な発展に資するため、科学的・社会的意義の高い脳科学研究を戦略的に推進し、成果を社会に還元することを目的としています。
 初年度となる平成20年度においては、脳内情報を解読・制御することにより、脳機能を理解するとともに脳機能や身体機能の回復・補完を可能とする「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の開発」、及び脳科学研究の共通的な基盤となる先進的なリソースの「独創性の高いモデル動物の開発」について、研究開発拠点の整備等が実施されます。
 「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の開発」については、研究開発拠点整備事業(課題A)として、中核となる代表機関と参画機関で構成された 研究開発拠点を整備し、総合的な研究開発が推進されるとともに、個別研究事業(課題B)として、研究開発拠点における研究を補完する要素的研究や関連技術の開発が推進されます。また、「独創性の高いモデル動物の開発」については、研究開発拠点整備事業(課題C)として、中核となる代表機関と参画機関で構成された研究開発拠点が整備され、総合的な研究開発が推進されます。

京都大学の採択課題

「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の開発」

 個別研究事業(課題B)

研究テーマ
BMI用マルチニューロン記録解析法の開発と神経可塑性の解析
代表研究者 櫻井 芳雄(大学院文学研究科 教授)
研究テーマ BMI操作性向上を可能とする脳可塑性誘導手法の研究開発
代表研究者 美馬 達哉(大学院医学研究科 助教)