「RI棟受付において保管されていたPET検査予約受付帳の紛失」について
2008年5月1日
京都大学医学部附属病院
京都大学医学部附属病院
本院の放射線部RI棟受付事務室において,PET検査予約を行っている患者さんの受付確認等を行うため使用されていたノートが,本年4月25日朝,職員が出勤した際になくなっていることが判明いたしました。
当該ノートの所在については,前日(4月24日)の夕方,使用している職員が所定の保管場所へ収納したところまでは確認されておりますが,当該職員が受付事務室を施錠して帰宅した以降,翌朝までの間になくなったものと思われます。
当該ノートには,平成19年12月3日から本年7月上旬までのPET検査(頭部の検査を除く)の予約状況が記載されており,その記載内容は(1)予約日時(2)患者ID(3)患者氏名(カタカナで表示)(4)依頼診療科名(5)入院・外来の区分(6)病名(疑い病名を含む)(7)依頼診療科担当医師名となっており,記載されていたと思われる患者さんの数は,最大で884名(5月1日現在コンピューターで調べた人数)であったと思われます。
本院におきましては,院内関係者の持ち出しも考慮して,所在の確認に全力を尽くしてまいりましたが,今日に至っても所在不明であることから,盗難の恐れも考慮して本日川端警察署へ盗難の届け出を行ったところです。
加えて,社会的責任を果たす必要があると考え,本日公表することといたしました。
また,その所在が不明であることにより,結果として多くの患者さんに不安を与える恐れがあることを重く受け止めており,今後,同様なことが生じないよう万全を期してまいりたいと考えております。
なお,当該ノートに記載されていたであろうと考えられる患者さんに対しましては,今後調査の上,速やかに謝罪のお手紙を差し上げたいと思っております。
- 朝日新聞(5月2日 26面)、京都新聞(5月2日 29面)、産経新聞(5月2日 25面)、毎日新聞(5月2日 25面)及び読売新聞(5月2日 25面)に掲載されました。