総合博物館 2008年春季企画展 「京の宇宙学―千年の伝統と京大が拓く探査の未来―」

1006年5月1日深夜、京の空に史上もっとも明るい星が輝きました。超新星SN1006です。安倍吉昌が観測、後に歌人の藤原定家が日記「明月記」に記録を残しました。千年後の2006年、京大のグループは、日本のX線衛星「すざく」を用い、直径50光年の巨大な火の玉に成長した超新星1006の姿をとらえることに成功しました。京大では、この成果をもたらした装置をはじめ、宇宙太陽発電所からの無線エネルギー伝送が可能であることを実証した実験装置の開発、惑星間航行装置の設計など、宇宙の理解・利用・探査のための研究が活発に行われています。
本企画展示では、千年を遡る京の宇宙学が明らかにした最新の宇宙像-地球・太陽・太陽系から恒星・銀河・宇宙まで-と、先端のテクノロジーを駆使した宇宙探査の現状と未来など、京大の宇宙学のすべてを詳しく紹介いたします。
会場 | 京都大学総合博物館 2階企画展示室 |
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会期 | 2008年4月9日(水曜日)~8月31日(日曜日) (月・火は休館) |
開館時間 | 9時30分~16時30分(入館は16時まで) |
観覧料 |
一般 400円、大・高校生 300円、中・小学生 200円 |
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