本学と稲盛財団は「京都こころ会議(Kokoro Initiative)」に関する寄附同意書を締結しました。(2015年4月14日)

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本学は、このたび公益財団法人稲盛財団からの支援を受けて「京都こころ会議(Kokoro Initiative)」を実施することとなり、その支援に関する寄附調印式を挙行しました。

本学と稲盛財団は、2003年より5年間、「京都文化会議」を京都府と共に開催し、こころの重要性についてさまざまな提言を行ってきました。また、京都文化会議の精神と討議を継承した、本学「こころの未来研究センター」の設立とその後の研究活動の支援も継続して行っています。

寄附同意書では、これらの経緯を踏まえて、人のこころがいかに大切なものであるかを改めて問い直し、その理解と実践を促進するための提言を、京都より世界に向けて発信することを目的として、本学が「こころの未来研究センター」を中心として新たに取り組む「京都こころ会議(Kokoro Initiative)」を実施し、稲盛財団に、その活動を2015年より6年間にわたり毎年1,500万円、総額9,000万円支援いただくこととしています。

調印式には、稲盛財団からは、稲盛和夫 同理事長、稲盛豊実 同専務理事、檜物省一 同事務局長、姫田和仁 同事務局次長が出席され、本学からは、山極壽一 総長、吉川左紀子 こころの未来研究センター長、河合俊雄 こころの未来研究センター教授が出席し、山極総長と稲盛理事長が寄附同意書に署名しました。

「京都こころ会議(Kokoro Initiative)」の具体的な取り組みは、「こころの未来研究センター」を中心とした本学の全学的な運営委員会と本学の研究者、国内外の招聘研究者、芸術家、企業家などの参加による年4回程度の「こころ研究会」の開催、「こころとは何か」を問う「京都こころ会議」や「国際京都こころ会議」の開催、および「こころ研究会」等の成果を日本語、英語でそれぞれ出版することとしており、第1回「京都こころ会議」を2015年9月13日に京都で開催する予定です。

左から、稲盛理事長、山極総長、吉川センター長、河合教授

署名した同意書を手に握手を交わす稲盛理事長(左)と山極総長(右)

集合写真