紙とフィルムに眠っていた地磁気の記録140万枚をオンライン公開~世界121か所・100年以上の記録から過去の激甚磁気嵐の解明へ~

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研究者情報

概要

 京都大学、名古屋市立大学、名古屋大学の研究グループは、世界121か所の観測所で100年以上にわたり印画紙やマイクロフィルムに残されてきた地磁気のアナログ記録約140万枚を、検索・拡大・比較できるウェブサイト「COMPASS(コンパス)」で公開しました。図書館や美術館が古文書や絵画の公開に使う国際規格(IIIF(International Image Interoperability Framework))を、地磁気や超高層大気の観測データとして世界で初めて採用することで、これらの膨大な記録の高画質デジタル画像を活用しやすい形で提供しています。「COMPASS」は、電子的な観測が普及する以前に起きた激甚磁気嵐の研究を後押しし、将来起こりうる最大級の磁気嵐の見積もりを通じて、停電や人工衛星の故障をもたらす宇宙天気現象への備えに役立つことが期待されます。

画像
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1957年9月13日の磁気嵐時のアルジェリアと南極における地磁気観測記録の比較
書誌情報

【DOI】
https://doi.org/10.1186/s40623-026-02534-4

【KURENAIアクセスURL】
http://hdl.handle.net/2433/304128

【書誌情報】
Shun Imajo, Ayako Matsuoka, Hiroaki Toh, Tsubasa Kotani, Yoko Odagi, Toshihiko Iyemori, Masahito Nosé, Hisashi Hayakawa (2026). Comprehensive magnetogram portal and archive service system (COMPASS): an IIIF-based portal for over 1.4 million historical magnetogram records. Earth, Planets and Space, 78, 202.