総合博物館 特別展「赤十字150年展 -戦場の「いのち」に寄り添う-」を開催中(2013年1月15日~3月30日)

総合博物館 特別展「赤十字150年展 -戦場の「いのち」に寄り添う-」を開催中(2013年1月15日~3月30日)

 総合博物館では、特別展「赤十字150年展-戦場の「いのち」に寄り添う-」を開催しています。

 1863年、「戦場で傷ついた人を敵味方の区別なく救う」ため、赤十字の最初の機関として赤十字国際委員会(ICRC)が誕生しました。翌年の1864年には、戦場で負傷したり、病気になった兵士の保護と支援を謳う国際的な取り決め「ジュネーブ条約」が採択されました。第二次世界大戦後には民間人の保護も加えた四つの条約に発展し、現在、世界で唯一、全ての国が加入している条約となっています。

 赤十字150年展では、ICRCが長年寄り添ってきたこれらの人々に焦点を当て、150年の軌跡を年代ごとに年表・写真58点で振り返ります。また、紛争地で行われているICRCの活動内容を臨場感のある展示方法で紹介します。今なお続く戦地での悲しい現実だけでなく、人々の生きる力や強さ、希望を知ってもらい、彼らがより人間らしい生活を送れるようになるために私たちひとりひとりができることを考えてもらうきっかけになればと願います。

 開催に先立ち行われた記者発表および内覧会には、学内外から多くの方が出席し、大野照文 総合博物館長の挨拶後、本展覧会を企画したICRC駐日事務所の眞壁仁美 広報統括官から、展覧会の構成の解説および展示作品の説明があり、出席者は、国際赤十字の活動や紛争地域最前線の写真を興味深く熱心に鑑賞しました。


特別展「赤十字150年展 -戦場の「いのち」に寄り添う-」にようこそ

眞壁広報統括官の展示解説

記者発表の様子(1)

記者発表の様子(2)