本学が加盟するThe Association of East Asian Research Universities(AEARU)(東アジア研究型大学協会)の第19回総会(Annual General Meeting)が台湾新竹市の国立清華大学の主催で開催されました。AEARUは東アジアにおける知の創造および学術交流の促進のために結成された大学協会で、日本・中国・韓国・香港・台湾の5カ国/地域から各地域を代表する17の大学が加盟しています。本学からは三嶋理晃 理事・副学長、研究国際部職員1名の計2名が出席しました。
総会の前日にAEARUとしてのアイデンティティを強化する方法として、LERU(League of European Research Universities)の学長とAEARU学長とのフォーラムが開催されました。LERU とはAEARUに非常に似通った性格を持つ欧州の研究大学連盟で昨年の総会で連携が提案されていました。
今回はLERU加盟の7大学から学長・副学長が参加し、総会では、議長であるLih. L. Chen 国立清華大学長の議事進行のもと、最初に昨年18回総会開催以降の加盟大学長の交代について説明がありました。次に2013年度に開催したAEARU事業について各大学より報告があり、財政計画について審議された後、次期議長には現副議長の南京大学長が就任し、次期副議長にはソウル大学長が就任することが承認されました。AEARU事業としては、2014年の大阪大学におけるStudent Summer Campへの助成が審議され了承されました。 また、一昨年松本 紘 京都大学総長がワーキンググループ議長として提出した新規加盟等に係るAEARU規定改正の決定に基づき新規加盟についても議論になりましたが、今回は加盟大学から申請はありませんでした。なお、来年春の第34回理事会が筑波大学で開催されることが決まりました。
総会の後半では、加盟大学9大学からのプレゼンテーションが行われ、本学からは三嶋理事・副学長が、本年6月に策定した京都大学国際戦略に関する講演を行い、本学の研究大学としての様々な活動を紹介し、今月に開催予定の台湾大学とのシンポジウムも例に挙げながら、AEARUとの連携も更に強め、事業を展開していきたいと説明しました。講演内容には多くの加盟大学の学長・副学長が関心を示し、三嶋理事・副学長と活発な議論が繰り広げられました。
次回AEARU第20回総会は、南京大学で開催されます。また、2015年春の理事会は北京大学で、秋の総会は香港科技大学で開催されることが予定されています。
![]() AEARU総会で講演する三嶋理事・副学長 |
![]() AEARU総会出席者 |