「「人間の安全保障」開発を目指した日アセアン双方向人材育成プログラムの構築」第2回KU-AUN運営会議を開催しました。(2013年11月21日)

「「人間の安全保障」開発を目指した日アセアン双方向人材育成プログラムの構築」第2回KU-AUN運営会議を開催しました。(2013年11月21日)

 タイのバンコクにあるチュラロンコン大学で、大学の世界展開力強化事業プロジェクト「「人間の安全保障」開発を目指した日アセアン双方向人材育成プログラムの構築」の第2回KU-AUN運営会議を開催しました。

 運営会議には、ASEAN大学連合(ASEAN University Network:AUN)加盟大学のうち本学とダブルディグリープログラムを実施する5大学(ガジャマダ大学、マラヤ大学、シンガポール国立大学、バンドン工科大学、チュラロンコン大学)、AUN事務局の各代表者と、本学からは縄田栄治 農学研究科教授・人間の安全保障開発連携教育ユニット長、大垣英明 エネルギー理工学研究所教授、中西嘉宏 東南アジア研究所准教授、飛奈裕美 人間の安全保障開発連携教育ユニット特定講師が参加しました。

 第1セッションでは、Nantana Gajaseni AUN事務局長が、8月22、23日に本学で開催された第4回ASEAN+3会議の報告を行いました。

 第2セッションでは、Tan Kay Chuan シンガポール国立大学准教授より、ダブルディグリープログラム実施に向けたAUNの質保証および評価制度の報告を行い、学部レベルのダブルディグリープログラムで適用されている制度が、修士課程ダブルディグリープログラムにどの程度適用可能であるかについて議論しました。

 第3セッションでは、再びNantana事務局長が、ASEANの単位互換制度(AUN-ACTS)についての説明を行い、本プログラムにおける単位互換の問題点と解決策について議論を行いました。

 第4セッションでは、はじめに本学の飛奈講師が「京都大学におけるダブルディグリープログラム実施に向けた共通科目の設置」について報告を行い、続いてTatacipta Dirgantara バンドン工科大学博士、Ika Dewi Ana ガジャマダ大学准教授、Kamila Ghazali マラヤ大学准教授、Stephan Jaenicke シンガポール国立大学准教授、Amorn Petsom チュラロンコン大学准教授が、ダブルディグリープログラムの共通科目実施に向けて各大学で必要な手続きや、新たな共通科目の提案についての報告が行いました。

 最終セッションでは、本学の縄田教授がダブルディグリープログラムの実施および進捗状況についての報告、AUNコア大学の5大学を除く25大学との間で実施予定の「2年課程共同指導型シングルディグリープログラム」についての説明を行い、後者については、AUN-KU運営委員会委員によって承認されました。


教育プログラムの進捗状況を報告する縄田教授

出席者の集合写真