京都大学高大連携事業 学びコーディネーターによる出前授業を実施しました。(2013年9月27日)
入試改革検討本部では、高大連携事業の一環として本学大学院生等の協力を得て「学びコーディネーター」による出前授業を現在展開しており、2013年度第1回目の出前授業を佐賀県立唐津東高等学校にて実施しました。
佐賀県立唐津東高等学校「大学出前講座」では、1~2年生全員を対象として全16講座が開講されており、生徒が希望により2講座を受講することができます。
本学は2講座を受け持ち、「木簡・竹簡の時代:漢帝国の文書行政」を 野口優 文学研究科博士後期課程3回生が、「微生物に感染するウィルスの世界」を橋本怜弥 農学研究科博士後期課程1回生がそれぞれ担当しました。出前授業では、大学院生の研究テーマをわかりやすくスライドで紹介するとともに、授業内容を補足するレジュメを使いながら、質疑応答を通じてさらに理解を深めていただけるよう心がけました。学びコーディネーターとして派遣された2名の大学院生も、授業における双方向コミュニケーションの難しさや、自らの研究内容の意義をあらためて実感できたようです。
出前授業終了後、高大連携担当職員による「大学紹介」にも1・2年生を中心に22名の生徒が参加し、本学の歴史や教育研究施設、京都での学生生活等について熱心に聞き入る様子がうかがえました。
受講された高校生の皆さんが、これを機会に高等学校での学びの大切さや将来の進路に対する意識を高めてもらえるよう、学びコーディネーターと協働しながら、今後の出前授業に取り組んでいきたいと考えています。
![]() 出前授業を担当した野口博士後期課程学生 | ![]() 出前授業を担当した橋本博士後期課程学生 |
![]() 大学紹介を行う高大連携担当職員 |