タイ・バンコクのインペリアルクィーンズパークホテルにおいて、大学の世界展開力強化事業「FDシンポジウム」を開催しました。
今回のシンポジウムは、2012年度に実施した京都大学とASEAN連携大学による協働教育プログラムの実施結果を踏まえて、次年度の実施に向けた課題・改善点等についてASEAN側および日本側の教員・学生双方の視点で協議・検証を行い、協働教育プログラムの改善・向上に役立てることを目的としたものです。本学からは工学研究科、地球環境学堂、経営管理大学院、防災研究所の教員、ASEAN側からはアジア工科大学、チュラロンコン大学、カセサート大学、バンドン工科大学、マラヤ大学、ベトナム国家大学ハノイ校の6連携大学の教員、また、3月11日から引き続き実施の DRC Student Workshop に参加する各大学の学生、合わせて約100名が参加しました。
午前の第1部では、はじめに事業推進責任者の大津宏康 工学研究科教授が主催者挨拶を行った後、三木千壽 AUN/SEED-NETチーフアドバイザーが後援挨拶を行いました。第2部では、2012年度協働教育科目のコーディネータを務めた各教員による講義報告に続き、2012年度履修コース受講生を代表してASEAN連携大学の学生3名による、履修に対する感想の発表がありました。また、2012年度履修コース受講生対象のアンケート結果が報告されました。
午後からは、第3部として協働講義を担当したASEAN連携大学若手教員3名、本学若手教員2名が、Faculty Developmentの観点から協働講義を通して得た経験について報告を行いました。さらに第4部では、「Status and prospect of Thailand Flood Planning and study issue」と題し、チュラロンコン大学のDr. Sucharit Koontanakulvong 准教授による基調講演が行われました。
その後第5部では、事業推進責任者の大津教授による、2013年度実施計画、協働教育プログラムの概要説明の後、パネルディスカッションが行われました。本学とASEAN連携大学の教員合わせて7名のパネリストは、それぞれの立場から今後の方向性等について述べ、活発な議論、意見交換が行われました。
最後に、Dr. Noppadol Phienwej アジア工科大学准教授による閉会の挨拶が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
今回のFDシンポジウムは、学生交流の継続、協働教育プログラムの向上に寄与する良い機会となりました。
![]() 大津教授による主催者挨拶 |
![]() ASEAN連携大学教員によるFD報告 |
![]() 参加教員集合写真 |
関連リンク
- 「強靱な国づくりを担う国際人育成のための中核拠点の形成-災害復興の経験を踏まえて-」の詳細については、以下をご参照ください。
http://www.drc.t.kyoto-u.ac.jp/