経営管理研究部・経営管理教育部が海外のビジネススクール11校のスクール長を招いて国際会議を開催しました。(2013年3月2日~4日)

経営管理研究部・経営管理教育部が海外のビジネススクール11校のスクール長を招いて国際会議を開催しました。(2013年3月2日~4日)

 経営管理研究部・経営管理教育部(経営管理大学院、院長:徳賀芳弘教授)は、同研究部・教育部と密接な関係にある世界中のビジネススクール11校からスクール長を招いて、ビジネス分野の高等教育と研究に関する国際会議を、グローバルなビジネス展開を担うリーダーの育成という社会のニーズに応えるために設置された文部科学省「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の一環で開催しました。

 今回の国際会議は、提携関係にある大学の革新的、独創的な教育プログラムを本学の教員と大学院生に紹介していただき、同時に経営管理研究部・教育部の特色ある教育、研究の成果を広く世界に広報する機会にする目的で企画しました。さらに、個別大学との関係に止まりがちな大学間交流を、本学がコアとなることによってネットワーク化していくという目論見も念頭においています。

 初日は、まず吉川潔 理事・副学長が挨拶を述べ、続いて各大学がそれぞれのビジネススクールの概要や取り組みを紹介するプレゼンテーションを行い、その後、学生との質疑応答を行いました。学生からは各大学の教育プログラム・大学施設についての質問もあり、大いに盛り上がりました。

 2日目は「国際経済社会における経営管理教育の革新的アプローチ―京都大学の事例」というテーマで、小林潔司 教授・Gautam Ray 教授が「アジアビジネス人材育成プロジェクト」、原良憲 教授・松山大耕 臨済宗妙心寺副住職が「おもてなしの心とビジネス」に関する報告を行い、熱心にディスカッションをしました。

 3日目の最終日は、京都の老舗企業と先進企業の訪問を行いました。渡文株式会社、松本酒造株式会社、および京セラ株式会社を視察し、京都の伝統文化と先進技術に触れました。

 参加したビジネススクールは、梨花女子大学(韓国)、国立台湾大学(台湾)、バンドン工科大学(インドネシア)、シンガポール経営大学(シンガポール)、IIMカルカッタ(インド)、ライアーソン大学(カナダ)、コッチ大学(トルコ)、テュービンゲン大学(ドイツ)、ESSCA(フランス)、ノヴァ・ビジネススクール(ポルトガル)、ニュー・サウスウェールズ大学(オーストラリア)の11校です。これは、経営管理研究部・経営管理教育部が提携関係を持っている大学のうち、特に緊密な連携をしているビジネススクールを各国1校に限って選定したものです。

 今回の国際会議は、日本人学生、留学生を問わず、予想以上の大きな教育成果が生まれ、さらに、グローバル30における国際ビジネスに関わる教育研究の充実と学生のビジネス意識を向上させる機会になりました。


左から、吉川理事・副学長、徳賀研究部長、ノバ経済経営学院(ポルトガル) Matos副スクール長

左から、ライアソン大学(カナダ) Jones学部長、台湾大学 李学部長、コッチ大学(トルコ) Tan学部長、シンガポール経営大学 Pang副学長

集合写真