平成24年度 京都大学防災研究所「研究発表講演会」を開催しました。(2013年2月19日・20日)

平成24年度 京都大学防災研究所「研究発表講演会」を開催しました。(2013年2月19日・20日)

 防災研究所は、平成24年度京都大学防災研究所研究発表講演会を宇治キャンパスの宇治おうばくプラザをメイン会場として開催しました。

 19日は、中島正愛 防災研究所長の挨拶に続き、ゲスト講演として梅田康弘 名誉教授による「南海地震の予知に向けて」、ハイライト講演として川瀬博 教授による「地震防災の中長期的課題と戦略-都市空間安全制御の観点から-」の講演を行い、参加者は熱心に聴講していました。

 続いて、災害調査報告として、竹林洋史 准教授による「2011年タイ中部洪水災害調査報告」、山敷庸亮 准教授による「陸域から海域への放射性セシウムの移行調査と予測」、丸山敬 教授による「2012年5月に北関東で発生した竜巻被害」と題して3件の災害の実情を報告しました。

 19日、20日の両日に行った研究発表の一般講演では、5会場に分かれ、総合防災、地震・火山、地盤、大気・水、グローバルCOEのテーマ別に、最新の研究内容を紹介しました。ポスターセッションでは、44件の発表があり、活発な意見交換が行われました。両日合わせて、一般市民、自治体職員、民間企業、学内研究者等延べ350名を超える参加者がありました。

 また、若手研究者の積極的な参加と発表を促し、若手研究者の研究を奨励するとともに研究発表講演会のいっそうの活性化を図ることを目的として「防災研究所研究発表講演会奨励賞」の表彰を行い、発表内容が優れていた8名の研究者・大学院生に中島所長が表彰状を授与しました。


ゲスト講演の梅田名誉教授

一般講演会場の様子

ポスターセッションの発表

中島所長と奨励賞受賞者