総合博物館平成24年度特別展「マリア十五玄義図の探究-三つのマリア像-」を開催中(2013年1月18日)

総合博物館平成24年度特別展「マリア十五玄義図の探究-三つのマリア像-」を開催中(2013年1月18日)


特別展「マリア十五玄義図の探究-三つのマリア像-」にようこそ

 総合博物館では、1月9日から2月3日まで、平成24年度特別展「マリア十五玄義図の探究-三つのマリア像-」を開催しています。この展覧会は、国立歴史民俗博物館との共同企画展です。

 大正期以来、京都大学では「マリア十五玄義図」の研究をたゆみなく進めてきました。この展覧会では、江戸時代の厳しい禁教下、摂津国のキリシタンが大切に受け継いできた二つの「マリア十五玄義図」と1990年代の国立歴史民俗博物館との共同研究が生み出した再現模写の三つのマリア像を一堂に展観し、京都大学研究資源アーカイブに新しく加わったデジタルコレクションとともに、研究の歴史を紹介しています。

 また、開催期間中の1月26日(土曜日)13時00分から、講演会「「マリア十五玄義図」は語る」を総合博物館で開催します。

 なお、現在「世界へ羽ばたくキリシタン遺物」と題する展覧会を開催している茨木市立文化財資料館およびキリシタン遺物史料館を含めて3館連携で、スタンプラリーを実施しています。一人でも多くの方がキリシタン遺物に触れられ、興味を持ってもらえることを期待しています。


岩崎奈緒子教授の展示解説

原田家本マリア十五玄義図(総合博物館蔵)

展示会場の様子