学術情報メディアセンター創立10周年記念シンポジウムを挙行しました。(2012年10月12日)

学術情報メディアセンター創立10周年記念シンポジウムを挙行しました。(2012年10月12日)

 学術情報メディアセンターは、百周年時計台記念館にて、学術情報メディアセンター創立10周年記念シンポジウムを挙行しました。このシンポジウムは、センター設立から10年という節目に際して、「これまでの10年、現在、未来」をテーマとし、センターの活動を紹介することを目的としました。また、センターの外部評価の一環とし、学外から外部評価委員3名をお招きし、講評いただきました。

 第1部では、「学術情報メディアセンター及び情報環境機構設立の理念とその役割」と題し、初代センター長および初代機構長である松山隆司 情報学研究科教授が、センターおよび機構設立の理念について講演しました。その後、中島浩 センター長および美濃導彦 機構長が、それぞれセンター、機構の役割について紹介しました。

 続く第2部では、「各研究室のこれまでの歩み、現況、今後」と題し、センターの専任教授8名から各研究室の活動および情報環境機構の業務への関わりについての講演を行いました。また、機構を代表して、永井靖浩教授より機構の活動紹介を行いました。第2部の最後には、中島センター長がセンターの将来ビジョンについて講演しました。

 第3部では、外部評価委員である西尾章治郎 大阪大学教授、高井昌彰 北海道大学教授、佐藤三久 筑波大学教授より、講評をいただきました。「業務と研究・教育のバランスをうまくとっている」、「研究の幅が広く、教員の層が厚い」といった肯定的な評価をいただいた一方、「業務と研究の両面を担っているセンターの学内での位置づけを明確にする必要がある」、「業務に時間を費やすセンター教員のキャリアパスを確立する必要がある」などの課題が挙げられました。これらは、他大学の情報基盤系センターも同様に抱える問題であり、これらの問題点を共有できたことも大きな成果の一つです。シンポジウムには153名の出席があり、盛況でした。

 シンポジウム終了後、交流会を開催しました。はじめに金澤正憲 名誉教授より挨拶があり、続いて西尾大阪大学教授の発声により乾杯しました。和やかな雰囲気の中交流会は進み、こちらも盛況のうちに終了しました。交流会への出席者は51名でした。


講演する中島センター長

交流会の様子

外部評価委員による講評