京都・大学ミュージアム連携「大学は宝箱!-京の大学ミュージアム収蔵品展-」を開催中(2012年10月10日)

京都・大学ミュージアム連携「大学は宝箱!-京の大学ミュージアム収蔵品展-」を開催中(2012年10月10日)


京都・大学ミュージアム連携「大学は宝箱!-京の大学ミュージアム収蔵品展-」へようこそ

 総合博物館では、2012年10月3日から11月25日まで、京都・大学ミュージアム連携「大学は宝箱!-京の大学ミュージアム収蔵品展-」を開催しています。

 「京都・大学ミュージアム連携」は、京都市内の14大学にある15の大学ミュージアムが連携をして、さまざまな企画を進めていくことを目的として、2011年に発足しました。

 京都は、「大学のまち」といわれるほどに、数多くの大学が市の内外にあります。しかし、京都の大学の多くが美術館、博物館、資料館といった施設(ミュージアム)をもっていること、そして、その施設では、教材や研究資料として蓄積されてきたさまざまな美術品、歴史資料など、つまり、文化遺産の数々を収蔵し、その収蔵品を展覧会というかたちで公開していることは、あまり知られていないかもしれません。

 今回の展覧会は、「京都・大学ミュージアム連携」参加の15の大学ミュージアムが収蔵するさまざまな文化遺産のなかから、選りすぐった「お宝」を合同で公開する京都ではじめての試みであり、ひとつの地域の大学ミュージアムが合同で展覧会を開催するのは全国的にも珍しいことです。大学の基盤となっているこの「京都」をさまざまな視点から浮かび上がらせる作品群を「京都の姿」として並べます。そして「祈る」「記す」「創る」「暮らし」とテーマを設けて、京都から世界へ、世界から京都へ、さらに人々の日常へと自在に視点を移しながら、さまざまな作品を展示しています。

 また、各ミュージアムの目玉ともいうべき作品を期間限定でごらんいただけます。各大学ミュージアムの歴史・宗教資料から美術品、異文化の民俗資料まで、多彩で個性的なコレクションの魅力を紹介しています。

 開催に先立ち行った内覧会には、15の大学ミュージアム関係者を含む多くの方の出席がありました。 並木誠士 京都・大学ミュージアム連携実行委員会委員長、赤松明彦 理事・副学長、大野照文 総合博物館長の挨拶後、展示会場の各大学ミュージアムブースにおいて、個別に展示品の説明があり、出席者は各大学ミュージアムの宝箱を興味深く熱心に鑑賞しました。

 なお、会期中の毎土曜日に展示解説を行います。会期は11月25日(日曜日)までです。


左から並木実行委員長、赤松理事・副学長、大野館長の挨拶(内覧会)

展示会場の様子(記す)

展示会場の様子(暮らす)

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