総合博物館 平成24年度企画展「陸上脊椎動物の多様性と進化-京都大学の挑戦-」を開催中(2012年6月12日)

総合博物館 平成24年度企画展「陸上脊椎動物の多様性と進化-京都大学の挑戦-」を開催中(2012年6月12日)

 総合博物館では、2012年6月6日(水曜日)から10月14日(日曜日)まで、企画展「陸上脊椎動物の多様性と進化-京都大学の挑戦-」を開催しています。

 本学は、陸上脊椎動物、すなわち哺乳類、爬虫類、両生類の多様性や進化に関する研究を長年にわたって行ってきました。現在も、日本のほか、中国、台湾、韓国などの東アジア、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア、マダガスカルなどのアフリカで活発なフィールドワークを基礎にした研究を進めています。

 企画展では、7つのコーナーに、哺乳類や両生爬虫類の247点におよぶ骨格・液浸標本、最新の研究成果、脊椎動物研究における国際ネットワークの未来像や若手研究者の活躍等を、写真や映像などを交えて展示しています。

 また、2011年に日本学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成事業「東アジア脊椎動物種多様性研究基盤と標本ネットワーク形成」のプロジェクトがはじまり、陸上脊椎動物の国際共同研究のさらなる発展に取り組んでいます。企画展ではこうした最近の活動についても紹介しています。

 なお、開催に先立ち行った内覧会には、学内外から多くの方の出席がありました。大野照文 総合博物館長による挨拶の後、本企画展担当教員 本川雅冶 准教授から、展覧会の構成の解説および展示品の説明があり、出席者は、貴重な骨格標本・写真等、質・量ともに第一級の展示を興味深く熱心に鑑賞しました。


企画展「陸上脊椎動物の多様性と進化-京都大学の挑戦-」にようこそ

展示の解説を行う本川准教授

展示会場の様子(哺乳類頭骨標本)

展示会場の様子(京都の脊椎動物)