第5回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2012年2月3日)
医学部附属病院は、京大病院iPS細胞・再生医学研究会を芝蘭会館にて開催しました。同研究会は、同院におけるiPS細胞、ES細胞および体性幹細胞等を用いた再生医学研究の向上ならびに成果の普及を図り、ひいては医療の発展に貢献することを目的として平成21年11月に発足したものです。第5回目となる今回の研究会では、学内外から110名余りの参加がありました。
研究会では、三嶋理晃病院長の開会挨拶の後、中西淳氏(武田薬品工業株式会社 医薬研究本部 生物研究所)より「ヒトiPS細胞からインスリン産生細胞の分化誘導」について、妻木範行 iPS細胞研究所教授より「軟骨細胞分化制御と細胞リプログラミング」について、妹尾浩 同院消化器内科 特定講師より「腫瘍幹細胞特異的マーカー同定の試み」について、川口義弥 iPS細胞研究所教授より「genetic lineage tracingを用いた臓器形成・維持機構の解析」について、それぞれ一般講演が行われました。
引き続き、油谷浩幸 東京大学先端科学技術研究センター 教授より「エピゲノム解析の現状」について特別講演が行われました。
![]() 開会挨拶を行う三嶋病院長 | ![]() 特別講演を行う油谷教授 |