化学研究所「第111回研究発表会」を開催しました。(2011年12月9日)

化学研究所「第111回研究発表会」を開催しました。(2011年12月9日)

 化学研究所は、宇治おうばくプラザにおいて、第111回研究発表会を開催しました。

 午前の部では、村田理尚 助教による「フラーレンの構造変換、芳香族性および光・電子機能」、増渕雄一 准教授による「高分子のレオロジーとその予測」、MURDEY, Richard 助教による「有機半導体薄膜の成長と同時電気的測定」、川端猛夫 教授による「相手を見分けて反応する分子触媒:ポリオール類の位置選択的官能基化」に関する研究発表を行いました。

 午後の部では、京大化研奨励賞・京大化研学生研究賞の授与式ならびに受賞者3名による講演を行った後、ハイブリッドスペースにて64件のポスター発表を実施しました。その後、平竹潤 教授による「瓢箪から駒:γ-グルタミルトランスペプチダーゼ阻害剤とコラーゲン」、小川哲也 助教による「有機物および溶液内構造体の極低温電子顕微鏡観察」、太野垣健 准教授による「ナノ構造半導体における電子正孔ダイナミクスと光電子機能」と題した研究発表があり、いずれのセッションにおいても活発な質疑・討論が行われました。

 本研究発表会は、一般、専門機関、所内から100名を越える参加者を得て、最先端の興味深い研究成果が聴衆にわかりやすく発表され、活気ある発表会となりました。終了後は、教職員・大学院生等約220名(名誉教授2名を含む)が参加して、研究発表会懇親会を盛大に行いました。


口頭発表

ポスター発表

時任宣博 化学研究所長と受賞者3名