第7回工学部教育シンポジウムを開催しました。(2011年12月2日)

第7回工学部教育シンポジウムを開催しました。(2011年12月2日)

 桂キャンパスにて第7回工学部教育シンポジウムを開催し、約150名の工学部教員および工学研究科大学院生が参加しました。工学部教育シンポジウムは工学部授業アンケートの結果を基に、工学部教育のFD活動と教員相互の研修を目的として平成17年より毎年開催しています。

 7回目となる今回は小森悟 工学研究科・工学部長の開会挨拶の後、高等教育研究開発推進センターの大塚雄作教授および高橋雄介助教より、中教審答申を受けての学位授与や教育課程の最近の方針について、また2回生進級時アンケート結果より近年の学習意欲等の推移について話題提供をしました。

 続いて工学部から3名の教員が、学生個々の習熟度を授業中に確認する工夫や、学習意欲を向上させるために有効な学生の孤立を防ぐ施策、スライドの途中にレポート問題を挟むなど、授業中に学生の注意を引きつけておくための取り組みなどを紹介しました。田中庸裕 新工学教育プログラム実施専門委員会委員長は過去の授業アンケート結果との経年比較によるFD活動と授業改善の効果について考察し、また平成22年度1回生の単位修得状況および平成23年度新入生アンケートの結果を報告しました。

 学生の質の変化に教員側がいかに対応してくべきかなど、予定時間ぎりぎりまで質疑応答が行われ、実り多いシンポジウムとなりました。


会場の様子