大阪労働局長が原子炉実験所を視察されました。(2011年11月30日)

大阪労働局長が原子炉実験所を視察されました。(2011年11月30日)

 大阪労働局管内の優良事業場視察として、西岸正人 大阪労働局長が原子炉実験所(熊取事業場)を視察されました。まず、森山裕丈 原子炉実験所長との挨拶の後、衛生委員会委員長の小山昭夫 教授が事業場概要・安全管理概要などを説明しました。

 その後、主な研究施設・設備視察として、研究用原子炉(KUR)、原子炉で照射した物質の各種試験、化学処理、放射能測定等を安全に取り扱うための施設であるホットラボラトリ、および加速器駆動未臨界炉に関する基礎研究を行うための陽子ビームを出す固定磁場強集束型(FFAG)加速器を視察されました。

 西岸局長は、各研究施設において、研究用原子炉と発電用原子炉との違いの説明や、癌治療としての粒子線治療法の研究であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)等の最新研究の説明を受け、熱心に説明者に質問されました。

 今回の視察には、大阪労働局から田嶋康男 労働基準部安全課長ほか4名、岸和田労働基準監督署から廣安由子 署長ほか1名が随行されました。


研究用原子炉(KUR)の視察(1)

研究用原子炉(KUR)の視察(2)