京都大学シンポジウムシリーズ 「大震災後を考える」 シリーズ XI 「大震災後の医療・診療・感染症防止を考える」を開催しました。(2011年9月29日)

京都大学シンポジウムシリーズ 「大震災後を考える」 シリーズ XI 「大震災後の医療・診療・感染症防止を考える」を開催しました。(2011年9月29日)

 医学部附属病院は、京都大学シンポジウムシリーズ 「大震災後を考える」 シリーズ XI 「大震災後の医療・診療・感染症防止を考える」を百周年時計台記念館にて開催しました。同シンポジウムは、同院および医学研究科が東日本大震災発生直後より行ってきた被災地等への様々な医療支援活動について、一般の方々に広く報告することを目的として開催したもので、当日は、学内外から120名余りの参加がありました。

 シンポジウムでは、まず坂田隆造 副病院長より「京都大学における医療支援体制」について説明を行った後、大鶴繁 救急部 助教による「災害派遣医療チーム(DMAT)による支援」、三上芳喜 病理診断部 准教授による「検死医としての活動」、石井和樹 医学部人間健康科学科4回生による「東松島におけるボランティア活動から」、山﨑信幸 デイ・ケア診療部 講師による「福島県における「京都府心のケアチーム」の活動」、濱西潤三 産科婦人科 助教による「宮城県石巻赤十字病院への産婦人科医師派遣に参加して」、村中弘之 心臓血管外科 助教による「近畿ブロック4大学による医療支援」、高倉俊二 感染制御部 准教授による「被災地における感染症防止」の一般公演を行いました。

 引き続き、小池薫 救急部 教授による「福島第一原子力発電所の事故を踏まえた今後の緊急被ばく医療」の特別講演を行いました。最後に、坂田副病院長より「今後の被災地への医療支援」について説明ならびに挨拶があり、盛会のうちに終了しました。約120名の参加者は終始熱心に聴講し、大変有意義なシンポジウムとなりました。


坂田副病院長による講演

小池教授による特別講演

 

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